営業代行を検討する際、最も気になるのがどれくらいの費用がかかるのかという相場感ではないでしょうか。料金体系は多岐にわたり、固定報酬型から成果報酬型まで選択肢が豊富な分、判断に迷うことが多いはずです。
この記事では、営業代行の費用相場を料金体系別に詳しく解説し、成果を出した企業事例まで幅広くご紹介します。
料金体系別に営業代行の費用相場をざっくり把握
営業代行の料金体系は大きく4つの形態に分けることができます。どの体系を選ぶかによって、月額費用や成果に対する単価が大きく変わってくるため、まずは全体像を理解することが重要です。
以下のセクションで、各料金体系の詳細を見ていきます。

固定報酬型は安定性が高い反面、初期投資が大きくなります。一方で成果報酬型は初期費用を抑えられますが、成果に応じて単価が高くなる傾向があります。時間単価型は作業量に応じた明確な費用設定ができ、フリーランスは全体的にコストを抑えながら柔軟な対応が期待できます。
固定報酬型営業代行の相場と特徴

固定報酬型の営業代行は、営業1人あたり月額50万円〜60万円程度(日当2.5万円〜3万円)が相場となっています。大手企業向けの案件や複雑な商材の場合には100万円近くになることもあります。
月額費用の目安と提供範囲
固定報酬型では月額制で営業担当者を専属で配置し、アポイント獲得から商談サポートまでの基本的な営業業務を一貫して依頼できます。
一般的な相場
1名体制 | 月額50万円〜80万円 |
2名体制 | 月額100万円〜150万円 |
3名以上 | 月額180万円以上 |
この料金には営業担当者の人件費のほか、基本的な営業ツールの利用料や簡単な資料作成費も含まれることが多くなります。ただし、特別な営業資料の作成や展示会出展サポートなどは別途オプション料金が発生する場合があります。
メリット・デメリット
メリットは、毎月の費用が予測しやすく、営業活動の質を高められる点が一番大きいです。
主なメリット
・毎月の費用が予測しやすく、予算計画を立てやすい
・専属の営業担当者が付くため、自社の商材や業界を深く理解してもらえる
・理解の深い営業活動により、質の高いアプローチが期待できる
デメリットは、費用が固定される点や担当者との相性リスクなどです。
主なデメリット
・成果に関わらず毎月一定の費用が発生するため、短期的な成果を重視する場合はリスクが高い
・営業担当者との相性が合わなくても、契約期間中は費用負担が続く
メリットは「費用予測のしやすさと営業活動の質の向上」、デメリットは「固定費リスクと担当者との相性問題」です。
向いている商材・業種
固定報酬型は営業プロセスが比較的安定しており、商材の提案内容が定型化しやすい業種に適しています。特にBtoBの専門商材やソフトウェア、コンサルティングサービスなど、契約金額が高く検討期間が長い商材では、継続的な関係構築が重要になるため固定報酬型のメリットを活かせます。
成果報酬型営業代行の相場と特徴(アポイント・成約)

成果報酬型の相場は、アポ1件につき1万〜5万円、成約1件あたり10万〜30万円程度が一般的です。商材の単価や業界特性によって大きく変動するのが特徴です。
アポイント獲得の単価相場と成果内容
ITソリューションやマーケティングツールなど、導入検討期間が長い商材では、アポイント後のフォローアップも含めて2万円〜3万円程度の設定が一般的です。一方で消費財やシンプルなサービスの場合は、1万円〜1.5万円程度に設定されることが多くなります。
アポイント獲得の成果報酬
一般的なBtoB商材 | 1アポ1万円〜2万円 |
専門性の高い商材や高単価商材 | 3万円〜5万円 |
ここでいうアポイントは「決裁者との初回商談がセットされた状態」を指すことが多く、単なる資料請求や問い合わせではありません。アポイント獲得の定義を事前に明確化することで、後のトラブルを防げます。
成約獲得の単価相場と成果内容
成約ベースの成果報酬は、商材の単価に対して一定の割合で設定されることが多く、契約金額の10%〜20%程度が相場です。最低保証額として10万円〜15万円、上限として30万円〜50万円程度に設定されるケースが一般的です。
高額商材の場合は成果報酬も高く設定される傾向があり、不動産や大型システム導入案件では成約1件あたり50万円〜100万円となる場合もあります。一方で月額サービスの場合は、初回契約金額だけでなく年間契約金額を基準に算出されることもあります。
メリット・デメリット
メリットは、成果が出るまで大きな費用負担がなく、投資対効果を測定しやすい点が大きいです。
主なメリット
・結果が出るまでは大きな費用負担が発生しない
(営業代行会社も成果を出さなければ収益にならないため、本気度の高い営業活動を期待できる)
・成果の定義が明確なため、投資対効果を測定しやすい
デメリットは、成果発生時の単価が高くなりやすく、定義の認識ズレが起きやすい点です。
主なデメリット
・成果が出た場合の単価が固定報酬型より高くなることが多い
・成果の定義について営業代行会社と認識のズレが生じやすく、契約前の取り決めが重要になる
メリットは「成果が出るまで費用リスクを抑えられる点と投資対効果の測定のしやすさ」、デメリットは「成果単価の高さと定義の認識ズレリスク」です。
向いている商材・業種
成果報酬型は、商談や受注成果が明確で、売上に直結する成果を重視する企業に適しています。新規事業の立ち上げ期や、営業代行の効果を試したい場合にも向いています。特に単価が明確で契約プロセスが比較的短い商材、例えばSaaS製品や研修サービス、専門機器などでは成果報酬型のメリットを活かしやすくなります。
時間単価型営業代行の相場と特徴(時給・コール単価)

時間単価型は作業時間や作業量に応じて費用が決まる料金体系で、短期的な営業活動や特定業務の代行に適しています。フリーランスの場合は時給1,500円程度、テレアポのコール単価は1コールあたり100円程度が相場となっています。
時給制の単価相場と作業範囲
時給制の営業代行では、経験レベルによって単価が大きく変わります。
経験レベルによる時給の差
営業経験3年未満 | 時給1,500円〜2,000円 |
5年以上の経験者 | 時給2,500円〜3,500円 |
専門性の高い業界経験者 | 時給4,000円以上 |
作業範囲としては、テレアポ業務、顧客リスト作成、資料送付対応、簡単な商談サポートなどが含まれます。1日8時間稼働の場合、月20日間で約24万円〜56万円程度の費用になります。ただし、実際の稼働時間は案件によって変動するため、月の上限時間を設定することが一般的です。
コール単価制の相場と効果測定
コール単価制では、架電した回数に応じて費用が発生します。
費用相場
1コールあたり | 100円〜300円 |
コンタクト(担当者と話せた場合) | 200円〜400円 |
アポイント獲得まで至った場合 | 別途ボーナス単価が設定されることもある |
効果測定の観点では、架電数、接続数、アポイント獲得数を明確に記録できるため、投資対効果を正確に把握できます。特にテレマーケティングや新規開拓に特化した短期プロジェクトでは、コール単価制が適しています。
メリット・デメリット
メリットは、費用と作業量を明確に管理でき、短期的なサポートにも柔軟に対応できる点です。
主なメリット
・必要な分だけの費用負担で済み、作業量が明確なため予算コントロールがしやすい
・短期間のプロジェクトや繁忙期の営業サポートに最適で、成果に関係なく確実に対価を支払うため、営業代行側も安定して作業に取り組める
デメリットは、成果保証がないことや、量優先になり品質管理が課題となる点です。
主なデメリット
・成果保証がないため、時間をかけても期待する結果が得られない可能性がある
・時間効率を重視するあまり、質より量を優先される場合があり、品質管理が重要になる
メリットは「費用と作業量の明確さ、柔軟な対応」、デメリットは「成果保証の欠如と品質管理リスク」です。
向いている商材・業種
時間単価型は、短期案件や作業量が明確な業務に適しています。展示会前の短期的なテレアポ強化、新商品発表時の一時的な営業サポート、顧客リストのクリーニングや更新作業などで威力を発揮します。また、営業代行を初めて利用する企業が、効果を測定しながら段階的に取り組む場合にも適しています。
フリーランスの相場と特徴

フリーランスの営業代行は、営業代行会社と比べて柔軟性が高く、コストを抑えて営業活動を外注できる選択肢です。料金体系も多様で、企業のニーズに合わせた契約形態を選択できます。
時給制フリーランスの費用感と契約形態
時給制フリーランスの営業代行の相場
一般的なフリーランス | 時給1,500円程度 | 月額10万円程度 |
経験豊富なフリーランス | 時給2,000円〜3,000円程度 | 月額15万円〜20万円程度 |
契約形態としては、業務委託契約が一般的で、月の稼働時間上限を設定したり、プロジェクトベースでの契約も可能です。アルバイト感覚で短時間から依頼できるため、営業代行を試験的に導入したい企業に適しています。
成果報酬型フリーランスの単価と柔軟性
下の表のように営業代行会社よりも低めの設定になることが多いです。これは、フリーランスの場合、固定費が少ないため、より柔軟な単価設定が可能になるためです。
フリーランス成果報酬型の費用相場
アポイント獲得 | 5,000円〜2万円 |
成約 | 5万円〜20万円程度 |
特に専門性の高い業界で経験豊富なフリーランスの場合、成果報酬だけでなく最低保証額を設定したり、段階的な報酬体系を組むことも可能です。月次の基本料金として3万円〜5万円を設定し、成果に応じてボーナス報酬を支払うハイブリッド型の契約も人気が高まっています。
一人月制フリーランスの活用方法
経験豊富なフリーランスを一人月(1ヶ月間専属)で契約する場合、月額30万円〜60万円程度が相場となります。営業代行会社の固定報酬型と比べて20万円〜30万円程度コストを抑えることができ、かつ専属で営業活動に取り組んでもらえます。
新規事業の立ち上げ期や特定期間の営業強化において、一人月制は非常に効果的です。フリーランス側も一定期間集中して取り組めるため、深い商材理解と継続的な顧客関係構築が可能になります。
toCスクール営業での成果報酬活用
個人向けスクールや教育サービスの営業では、フリーランスの成果報酬型が特に威力を発揮します。1件の成約で10万円〜30万円の契約になることが多いため、成果報酬を契約金額の15%〜25%程度に設定することで、フリーランス側のモチベーション維持と企業側の利益確保を両立できます。
特に資格取得スクールやプログラミングスクールなど、受講料が高額な商材では、フリーランスの成果報酬を1成約あたり3万円〜8万円程度に設定し、月間の成果数に応じてボーナスを追加する仕組みも有効です。
メリット・デメリット
メリットは、低コストで柔軟に営業代行を始められ、直接のやり取りでスピーディーな対応が期待できる点です。
主なメリット
・低コストで営業代行を開始できる
・契約の柔軟性が高い
・業界経験豊富な人材を見つけられれば、営業代行会社以上の成果を期待できる場合もある
・直接コミュニケーションが取れるため、細かい要望や調整も迅速に対応してもらえる
デメリットは、人材のスキル差や稼働リスク、企業側でのフォロー負担が大きい点です。
主なデメリット
・スキルや対応品質にばらつきがあることや、体調不良や他案件との兼ね合いで急に対応できなくなるリスクがある
・研修体制や営業ツールのサポートが限定的なため、企業側でのフォロー体制が重要になる
メリットは「低コストと柔軟性、直接の迅速対応」、デメリットは「スキル差や稼働リスク、企業側のフォロー負担」です。
向いている商材・業種
フリーランスの営業代行は、柔軟性を重視する企業や小規模案件に適しています。特に専門性の高い商材で、業界経験豊富なフリーランスを見つけられた場合は、営業代行会社以上の成果を期待できます。スタートアップ企業や新規事業部門、地域密着型のビジネスなどでは、フリーランスの持つネットワークと専門性を活かした営業活動が効果的です。
追加オプション|営業代行の相場
営業代行サービスでは、基本的な営業活動に加え、企業のニーズに応じたさまざまな追加オプションを提供しています。オプションは、営業活動の効率化や成果の最大化を支援するものであり、具体的な費用はサービス内容や業務範囲によって異なります。
ここでは、各オプションの概要と相場感を解説し、導入を検討する際の参考情報を提供します。
オプション項目 | 料金相場 |
---|---|
スクリプト作成 | 10万円~30万円 |
リスト作成 | 5万円~15万円 |
資料送付対応 | 月額3万円~8万円 |
架電・商談録音共有 | 月額5万円~12万円 |
レポート作成・共有 | 月額2万円~6万円 |
スクリプト作成
営業トークや提案資料の原案作成を代行するオプションで、10万円〜30万円程度の費用が一般的です。商材の特徴や顧客層に合わせたスクリプト作成には専門性が必要で、経験豊富なライターやマーケターが担当することが多くなります。

また以下記事ではトークスクリプトについて詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
主な内容 ・現状のスクリプト分析 既存の営業トークや提案資料の課題点や改善ポイントの洗い出し ・ターゲット分析 顧客属性、業界特性、決裁者の傾向に基づいたアプローチ戦略の策定 ・スクリプト構成案 アイスブレイク、課題提起、解決策提示、クロージングまでの流れ設計 ・資料作成提案 提案書、カタログ、FAQ集など営業活動に必要な資料の企画・制作 ・効果測定方法 作成したスクリプトの効果を測定するためのKPI設定と改善サイクル |
初回の営業代行導入時には必須のオプションと言えますが、スクリプトが完成すれば継続的な費用は発生しません。ただし、商材のアップデートや顧客反応に応じた修正が必要な場合は、追加で5万円〜10万円程度の修正費用が発生することもあります。
相場
固定報酬型 | 10万円~30万円 |
成果報酬型 | スクリプト使用によるアポ獲得:1件あたり追加500円~1,000円 スクリプト使用による成約:1件あたり追加5,000円~10,000円 |
メリットは、営業の再現性を高め、成約率の向上と長期的な活用につなげられる点です。
主なメリット
・誰でも成果を出しやすくなる営業トークを共有できる
・顧客に合わせた最適な提案で成約率を高められる
・継続的に改善を重ねることで、長期的に活用し続けられる
誰でも成果を出せる仕組みを作り営業力を底上げでき、初期投資で長く使える資産を手にできるのが大きな魅力です。
リスト作成
リスト作成は、ターゲットとなる企業や顧客のリストを作成するオプションです。このリスト作成には、営業活動を行うべき対象となる企業や個人の情報(企業名、業種、役職、連絡先など)が含まれており、営業担当者が効率よくアプローチできるように支援します。

また、以下記事では営業のリストについて詳しく解説していますのでぜひご覧ください。 https://www.salesandinnovation.jp/salesinsight/044-sales-outsourcing-market-price/
主な内容 ・ターゲット企業の選定 企業の業種、規模、地域などを考慮して、営業対象となる企業をリストアップ。 ・役職や担当者の特定 対象企業の担当者(決定権を持つ役職者)の情報を収集し、アプローチするべき人物を絞り込みます。 ・連絡先情報の収集 電話番号、メールアドレス、SNSアカウントなど、営業活動を行うために必要な連絡先情報を正確に整理します。 ・データ更新 リスト作成後も、ターゲット企業の状況や連絡先の変更に合わせてリストを定期的に更新し、最新の状態を維持します。 ・市場分析 競合企業や市場動向を元に、最適なターゲットリストを作成します。 |
相場
固定報酬型 | 月5~15万円程度(リストの規模や業界の難易度による) |
成果報酬型 | 1リストあたり数千円~数万円程度 |
メリットは、営業活動を可視化して改善につなげ、スキル向上と信頼性の高い営業を実現できる点です。
主なメリット
・営業活動を後から確認できるため、改善点や成功事例を把握しやすい
・営業スキルや商談内容の精度を高め、効果的なトークを学ぶことができる
・クライアントとの信頼関係を築くために、透明性の高い営業活動を実施できる
架電・商談録音共有は、営業活動の質を向上させるための有力なツールであり、営業代行サービスの効果を最大限に引き出すために重要なオプションです。
資料送付対応
資料送付対応は、営業活動に必要な資料や提案書、カタログなどをターゲット企業や顧客に送付するオプションです。資料送付対応は、顧客に対して商品やサービスの詳細を理解してもらうため、必要な資料をタイムリーに送付することで営業活動の成功に直結します。

主な内容 ・資料作成・整理 製品カタログ、サービスの説明書、料金プラン、契約書など顧客に送付する資料を作成し、内容を整理します。 ・送付準備 顧客のニーズに合わせて、最適な資料を選定し、送付する準備を整えます。メールで送る場合もあれば、郵送で実物の資料を送ることもあります。 ・送付先の管理 資料を送付する顧客情報を管理し、送付後のフォローアップも行います。 ・デジタル資料の送付 メールやクラウドサービスを使って、PDFやオンライン資料など、デジタルでの送付対応も行います。 ・送付タイミングの管理 顧客への商談後や、問い合わせ後に適切なタイミングで資料を送付し、次のアクションへと繋げます。 |
相場
固定報酬型 | 月3~10万円程度(送付する資料の量や顧客数による) |
成果報酬型 | 1件あたり数千円~数万円程度 |
メリット
・資料を適切に送付することで、顧客に対して専門的で信頼感のある印象を与えられます。
・顧客が必要な情報を得ることで、商談がスムーズに進み、契約までのステップが加速します。
・顧客と営業担当者間で、共有すべき情報を一元化することができ、営業プロセスが効率化します。
資料送付対応は、営業活動の重要な部分を占めており、タイミングよく必要な情報を顧客に提供することで、営業プロセスの加速や成約率向上に貢献します。
架電・商談録音共有
架電・商談録音共有は、電話や商談の内容を録音し、その録音データをクライアントと共有するオプションです。
録音を共有することで、営業活動の品質を可視化し、顧客とのやり取りを正確に把握できるようになります。また、録音された内容は後から振り返り、営業トークや商談の進行状況を改善するための貴重な資料となります。
主な内容 ・架電録音 営業担当者が行った電話営業の内容を録音し、クライアントに提供。架電のトーンや話し方、反応を分析することができ、品質向上に役立ちます。 ・商談録音 対面やオンラインで行われた商談の内容を録音。クライアントとの商談の進行状況や、どの提案が効果的だったかなどを確認できます。 ・共有方法 録音データは、クラウドサービスや専用のプラットフォームを通じてクライアントに安全に共有されます。録音内容を聞くことで、営業担当者のスキルや提案内容を改善するヒントを得られます。 ・分析 録音された会話内容を分析し、営業トークの改善点を見つけ、より効果的な営業方法を策定できます。 |
相場
固定報酬型 | 月3~5万円程度(録音件数や分析の詳細度による) |
成果報酬型 | 録音データの共有ごとに料金が発生する場合、1件あたり1~3万円程度 |
メリットは、営業活動を見える化することで改善と学習につなげ、信頼性の高い営業を実現できる点です。
主なメリット
・営業活動を後から確認できるため、改善点や成功事例を把握しやすい
・営業スキルや商談内容の精度を高め、効果的なトークを学ぶことができる
・クライアントとの信頼関係を築くために、透明性の高い営業活動を実施できる
架電・商談録音共有は、営業活動の質を向上させるための有力なツールであり、営業代行サービスの効果を最大限に引き出すために重要なオプションです。
レポート作成・共有
レポート作成・共有は、営業活動の進捗状況や成果を定期的にまとめ、クライアントに報告するオプションです。
レポート作成を依頼することで、営業活動の結果を可視化し、問題点や改善点を把握することができます。レポートは通常、定期的に提出され、営業プロセスの透明性を高め、戦略の見直しや改善に役立ちます。
主な内容 ・活動報告 営業チームが行った具体的な活動(架電数、商談数、訪問数など) ・成果の測定 アポイント取得数、商談成立数、成約数など、KPIに基づいた成果 ・分析結果 売上傾向やターゲット市場の反応分析 ・改善提案 営業活動をさらに効果的にするためのアドバイスや提案 ・次のステップ 今後の営業活動に向けた方針や計画 |
相場
固定報酬型 | 月5~10万円(レポートの頻度や詳細度により変動) |
成果報酬型 | 成果報告に合わせて追加料金が発生する場合、1回あたり2~5万円程度 |
メリットは、営業活動を数値と情報で把握しやすく、戦略立案や改善につなげられる点です。
主なメリット
・営業活動の進捗や成果を定期的に把握できる
・データをもとに次の戦略を立てやすくなる
・チーム間で情報共有がスムーズになり、効果的な改善策が取れる
レポート作成・共有は、営業代行を依頼する企業にとって、活動の効率や成果をしっかり管理できる重要なオプションです。
営業代行で成果を出した企業
実際に営業代行を活用して成果を出した企業の事例を通じて、具体的な効果と投資対効果を確認しましょう。各社がどのような課題を抱え、どのような営業代行サービスを選択し、どの程度の成果を得られたのかを詳しく解説します。
セーフィー × インプレックスアンドカンパニー|SDR導入で月次目標110%達成

セーフィー株式会社は、クラウド録画サービスを提供するSaaS企業として、新規顧客獲得の強化が急務でした。社内での営業リソース不足と専門的なSDR(Sales Development Representative:反響型のインサイドセールス組織)スキルの必要性から、インプレックスアンドカンパニーのサービスを導入しました。

参照:「単なる人出しや業務代行に留まらない 戦略的なSDR組織の立ち上げ支援」インプレックス株式会社
SDR(Sales Development Representative)とは、見込み顧客の発掘と育成を専門とする営業手法で、効率的な新規開拓を実現できます。
同社では月額固定報酬型で営業代行を依頼し、専門のSDRチームが3名体制でアプローチを開始しました。投資額は月額150万円程度でしたが、導入から3ヶ月で月次のアポイント獲得目標を110%達成し、さらに成約率も従来の社内営業と比較して1.5倍に向上しました。特にターゲティングの精度向上と効果的なメール営業の実施により、質の高い商談を安定的に創出できるようになりました。
詳しくは下記の動画でもご紹介していますのでぜひご覧ください。
コニカミノルタ × カクトク|新規営業開拓支援でアポ獲得・商談化率向上

コニカミノルタ株式会社では、新規市場開拓のための営業リソース確保が課題でした。既存顧客へのサービス提供に人員を割く必要があり、新規開拓への十分なリソースを確保できない状況が続いていました。
同社はカクトクの営業代行サービスを活用し、成果報酬型でのアポイント獲得代行を依頼しました。アポイント単価は2.5万円で設定し、月間30件のアポイント獲得を目標としました。結果として、6ヶ月間で180件のアポイント獲得に成功し、そのうち約40%が実際の商談に進展しました。
投資対効果としては、アポイント獲得に450万円を投資し、最終的に約2,000万円の受注を獲得することができました。特に従来アプローチできていなかった中堅企業層への新規開拓に成功し、事業拡大の基盤を築くことができました。
参照:0から営業をレクチャー。カクトクで大手企業の社内ベンチャー立ち上げをスムーズに実現。カクトク株式会社
SIJのBtoB営業代行サービス
営業代行の相場は、各業界やサービスの特性によって、営業代行の料金や成果が異なります。
ここでは、弊社Sales and Innovation Japanの実績をもとに、さまざまな業界での営業代行の相場を具体的に解説します。
・物流サービスの営業代行の事例
・駐車場管理システムのインサイドセールス代行の事例
・CRMコンサルティングのテレアポ代行の事例
物流サービスの営業代行の事例

弊社では、新規開拓営業を強化したい、営業員を採用することが難しく営業人員が足りない、とお悩みの企業のために、テレアポから訪問営業に至るまで全ての営業プロセスをワンストップで代行するサービスを提供しています。心理学、行動科学、交渉学、統計学といった学問を営業現場に応用し、SFA、CRM、オンライン商談ツール等のデジタルツールも活用した科学的アプローチで、数多くのプロジェクトで成果を残してきました。
その中で、社長直属のプロジェクトで新規物流事業を立ち上げるが、新規事業で正社員雇用も難しいため、アウトソーシングで部隊を組織して、何としても成功させたいということでご依頼いただいた案件について紹介します。
提供したサービス | ・営業戦略に合わせた人材の選定や紹介 ・営業戦術の提案 ・トークスクリプトの作成 ・見込み顧客の発掘 ・テレアポの代行 ・訪問営業代行とクロージング ・営業結果のレポーティング ・今後の営業方針に関するアドバイス |
期間 | 3ヵ月~ |
プロジェクトメンバー数 | ~6名 |
費用 | 215万円~ |
営業戦術、営業フロー等の企画・提案を行い、200社以上の新規取引先を開拓。営業企画部門の支援も行うことでクライアントからも高い評価をいただき、継続発注をいただきました。
詳しくは下記サイトにて事例を紹介しておりますので、ご参照ください。
弊社HP:https://www.salesandinnovation.jp/service/btobsales.html
駐車場管理システムのインサイドセールス代行の事例

弊社では、市場開拓が難しい商材に対しても、マルチチャネルでのアプローチと科学的な営業手法により、高い成果を実現してきました。特にインサイドセールスでは、データベースを活用した効率的なアプローチと、展示会等のイベントと連動したフォローアップなど、様々な角度からの営業支援が可能です。
本案件は、インターネット上の風評被害対策というITソリューションの営業支援であり、一般的な知名度が高くなく、かつ企業側の緊急性認識も低い難しい商材でした。
提供したサービス | ・データベースを活用した担当者への直接架電 ・展示会参加企業への架電 ・架電による追客 ・興味喚起からアポ獲得 ・営業トーク開発 ・進捗管理とレポーティング |
期間 | 6か月 |
プロジェクトメンバー数 | 4名 |
特に本当に課題を抱えている企業(炎上中、評判悪化中等)は、対応する体制や意識が整っていないことも多く、アプローチが困難でした。
しかし、データベースを活用した適切なターゲティングと、直接的なアプローチにより、潜在的なニーズを掘り起こすことに成功。展示会との連携や、メール・電話を組み合わせたマルチチャネルでのアプローチにより、半年で約100件の商談機会を創出しました。
ITソリューションの成果報酬テレアポの事例

弊社では、テレアポ業務の効率化と成果最大化を実現するため、単なるテレアポ代行ではなく、営業プロセスを熟知した専門営業員による戦略的なアプローチを提供しています。心理学と交渉学をベースにしたトークスクリプトの開発、営業経験を活かした的確な提案により、短期間で質の高いアポイントを実現します。
本案件では、CRMコンサルティングサービスの新規開拓支援として、わずか2週間で23件のアポイント獲得を実現しました。
提供したサービス | ・ターゲット選定のアドバイス ・トークスクリプトの作成 ・テレアポの代行 ・営業提案資料の改善アドバイス ・営業結果の分析及びレポーティング ・今後のテレマーケティング方針に関するアドバイス |
期間 | 1.5ヵ月~ |
費用 | 約100万円~テレアポは営業プロセスの中でも断られる確率が最も高く、特に経験の少ない営業員では成果が出にくい業務です。そこで弊社の経験豊富な営業員が、戦略的なアプローチと粘り強い交渉により、質の高いアポイントを短期間で創出することに成功しました。 |
テレアポは営業プロセスの中でも断られる確率が最も高く、特に経験の少ない営業員では成果が出にくい業務です。そこで弊社の経験豊富な営業員が、戦略的なアプローチと粘り強い交渉により、質の高いアポイントを短期間で創出することに成功しました。
詳しくは下記サイトにて事例を紹介しておりますので、ご参照ください。
弊社HP:https://www.salesandinnovation.jp/service/telapo.html
まとめ

営業代行の相場は料金体系によって大きく異なり、固定報酬型では月額50万円〜180万円、成果報酬型ではアポ1件1万円〜5万円・成約1件10万円〜30万円、時間単価型では時給1,500円〜3,000円が一般的な相場となっています。フリーランス活用では全体的にコストを20%〜40%程度抑えることができ、柔軟な契約形態を選択できるメリットがあります。
重要なのは、自社の営業課題と予算に最適な料金体系を選択することです。長期的な営業体制構築には固定報酬型、リスクを抑えたい場合は成果報酬型、短期的な営業サポートには時間単価型がそれぞれ適しています。
実際の企業事例からもわかるように、適切な営業代行の活用により投資対効果3〜6倍程度の成果を期待できます。営業代行を検討する際は、単純な料金比較だけでなく、期待する成果と投資対効果を総合的に判断することが成功の鍵となります。
弊社Sales and Innovation Japanは、営業に不安がある企業様をサポートし、成果を上げるお手伝いをいたします。毎月の研修を通じて、スキルアップや新たな気づきを得たい方に最適な機会を提供しています。まずは、お気軽にご相談ください。


早稲田大学卒業後、コンサルティングファームを経て、
株式会社Sales and Innovation Japanにジョイン。
大手スキマバイトアプリの営業支援や、ITシステム事業の新規事業立ち上げに従事。
現在、エンタープライズ企業向けコミュニティ“EIN”の立ち上げに奮闘。